樹木の学校81「木をきっかけに街を元気に~反対運動を乗り越えて」

7月9日日曜日 高尾にて第81回樹木の学校「木をきっかけに街を元気に~反対運動を乗り越えて~」を行いました。講師は湧口 善之 氏 (一般社団法人)街の木物づくりネットワーク

これを企画したのは、私(岩谷)も板挟みにあったことがあり、湧口氏にはいろいろ教えてもらい、気持ち的にかなり助かりました。同時に、いろいろ開発される樹木はどうなっているのか?と調べたんですが、意外なことに現地保存の木が割と残っていない。たぶん腐朽が進んで伐採となったり、駐車場になったけど枝が落ちて危険とかだと思いますが・・・

かなりセンシティブな内容になりそうだったので、「参加者の立場によっては、反応がだいぶ変わってしまうのでは?」ということで自己紹介から始めました。

湧口氏が「都市林業」と言っているのは、ただ単に切った木でベンチ作るとか、そういうことではなく、大事なのはみんなでやる街づくりの話し合いや一緒に働く作業。一緒にきつい作業をして、でもそこにいた大人や子どもたちが「木があって良かったね」となれば、それが将来の投資になる。

開発と伐採反対と対立し、ケンカしてたらやがて疲れ果て「木なんてなきゃ良かったのい」となり、木を植えたくなくなる。

開発派、伐採反対派と対立構造がよくなくて、一緒に輪になって話し合えば、「そうだったの?」となることも。

私は「まず自分がやれることをやる」というのが、いいなーと思いました。

湧口氏は

開発地で実生苗を掘って育てたり、どんぐり拾ってまいてみたり、その木について調べてみたりしたそうです。

やってもらうんじゃなくて、自分がやる。スタートラインがまず違う。

ただ、一方でお金をちゃんと払わないと長続きしないという現実もあるという。

いろいろな視点があると良いのだけど。

とかく樹木医は開発と伐採反対の板挟みになりがちで、こういう街づくりの話し合いをうまくできたらいいのだけど、そういうのが苦手な人が多い。私も得意ではない。

湧口氏は「ファシリテーター的な人と一緒にやるといいんじゃないか」と、「ここをそういう場所にしましょう」とおっしゃてました。

街の木は製材しても曲がったり割れたり・・・厚めに製材して乾かして曲がって、まっすぐに削って使うという。大変じゃん。しかもある程度の同じ量がそろえられないと使うのが難しいというし・・・

湧口氏だからできる。すごいことだ。でも やれることをやってきただけなのかもしれない。

誰しも何かしら、やれることはある。

お金をかけなくても、やれることは何かあるし、そっからはじめていいんじゃん。

とにかくケンカしないで楽しく「木があって良かったね」と笑いたい。

熱い中、ご参加いただき、ありがとうございました。